え?ネット銀行は小銭を入金することも出金することもできないの?
ネット銀行には店頭窓口がないので、残念ながら小銭での入金も出金もできないのでしょうか?
ATMでも入金も出金もできないのでしょうか?
主なネット銀行の小銭の取り扱いを調べたところ、一部のネット銀行は小銭の取り扱いがあるようですが、手数料がかかります。
この記事では、ネット銀行の小銭の取り扱い状況や、お得に口座残高の小銭を入金したり出金したりする方法をご紹介します。
ネット銀行は小銭の入金や出金はできない
先に述べたように、ネット銀行では小銭の入金や出金はできません。
一部のネット銀行を除き、ネット銀行は紙幣のみしか取り扱いがありません。
なので、1円玉であろうが500円玉であろうが、入金や出金は不可能のようです。
その反面、下記のメガバンクといわれると銀行や、
- 三菱東京UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
あなたの住む都道府県の地方銀行といった銀行だと硬貨の入出金は可能となっています。
でも、銀行によって手数料が異なるので、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。
そして、街にあるメガバンクで硬貨が入出金できるといって、あなたが持つネット銀行のキャッシュカードを利用しても小銭の入出金はできません。
また、コンビニのATMでは、メガバンクやネットバンクでも小銭の取り扱いはできません。
ネット銀行には専用のATMが存在しない
ネット銀行には、そもそもメガバンクや地方銀行のように専用のATMが存在しないので、小銭での入出金ができません。
しかし、ネット銀行は、メガバンクや地方銀行、コンビニのATMで紙幣の入出金はできます。
それでも、ネット銀行によって提携している銀行のATMが違うので、提携先以外のATMでは入出金ができないので注意が必要です。
なので、あなたのネット銀行が、どの会社のATMが利用できるのかを知っておく必要があります。
街の銀行のATMよりも使い勝手がいいのが、コンビニのATMでしょう。
コンビニのATMなら、全てのネット銀行が利用できるので便利です。
また、提携先のATMなら、キャッシュカードがなくてもスマホの専用アプリで入出金ができるので、財布を忘れたとしても便利です。
ここでも、一応、確認しておきますが、コンビニであっても小銭(硬貨)に入出金はできません。
各ネット銀行も小銭(硬貨)に対する回答
各ネット銀行の小銭に対する取り扱いについてまとめてみました。
住信SBIネット銀行
Q. (カード)ATMでは、硬貨は使えますか?
A. 硬貨は利用できません。入金・出金ともにATMでご利用いただけるのは、紙幣のみです。
住信SBIネット銀行では、小銭(硬貨)の取り扱いはできないようですね。
楽天銀行
Q. ATMで硬貨は使えますか?
A. みずほ銀行の一部ATM機を除き、硬貨はご利用いただけません。※ みずほ銀行ATM機の硬貨のお取り扱いは、入金(お預入れ)のみになります。
※ 硬貨のお取り扱いは1,000円単位となります。
※ その他詳細につきましては、みずほ銀行ホームページ 外部サイトへ移動しますをご覧ください。
※店舗により、硬貨のお預入れをお取り扱いしていない場合があります。
(無人店舗は、原則、硬貨のお預入れはご利用いただけません。
楽天銀行は、基本的に小銭(硬貨)の利用はできません。
みずほ銀行のATM機でなら、小銭(硬貨)も預け入れのみできるようです。
ですが、小銭(硬貨)の取り扱いは1,000円単位であったり、無人店舗ではできなかったりと制約はあるようです。
そして、手数料もかかります。
PayPay銀行
三井住友銀行の一部ATMでのみ、硬貨の取り扱いができます。
でも、手数料が3万円未満だと165円かかるので、166円以上でないと入金はできません。
300円入金しようとしたら、手数料が165円だなんて、、いやですよね。
セブン銀行
Q. セブン銀行ATMで硬貨を利用できますか?
A. 大変申し訳ありませんが、セブン銀行ATMでは硬貨はご利用いただけません。
安定的にATMを稼動させるために、硬貨を伴うお取引きはできない仕様となっております。そのため、入金、出金や電子マネーチャージなどATMで行うお取引きは、紙幣のみのお取扱いとなります。
セブン銀行にはセブン銀行ATMがあるので、小銭の取り扱いがありそうですが、小銭(硬貨)の取り扱いはないようです。
チャージするにしても、1000円札1枚以上でないとできません。
イオン銀行
Q. イオン銀行ATMで硬貨のお預入れやお引出しはできますか?
A. 硬貨によるお引出しは、一部のイオン銀行店舗に設置されているイオン銀行ATMでのみご利用いただけます。硬貨によるお預入れはご利用いただけません。※ 提携先金融機関カードでの硬貨のお取引きはできません。
※ 硬貨による入金はご利用いただけません。
イオン銀行の各店舗に設置されている一部のATMでのみ、(小銭)硬貨の出金ができます。
しかし、楽天銀行の預け入れ(入金)だけとは違い、イオン銀行は出金のみです。
Sony銀行
三井住友銀行ATMでの硬貨入出金に関するお知らせ
2020年12月14日(月)のお知らせにおいて、12月21日(月)より三井住友銀行ATMで硬貨の入出金のご利用ができなくなる旨のご案内をしましたが、正しくは硬貨の「出金」のみお取り扱いを終了、硬貨の「入金」は引き続きご利用いただけます。
ご案内の内容が、一部誤っておりましたことを深くお詫び申し上げます。
なお、硬貨「入金」のご利用は、三井住友銀行の店舗、時間帯により異なりますのでご注意ください。
ソニー銀行も、他のネット銀行と同様に実店舗を持たないため、各銀行やコンビニのATMで口座への入金、出金ができるようになっています。
ですが、(小銭)硬貨での預け入れができるのは三井住友銀行のATMのみです。
GMOあおぞらネット銀行
Q. ATMで硬貨は使えますか?
A. 硬貨は利用できません。入金・出金ともにATMでご利用いただけるのは、紙幣のみです。
GMOあおぞらネット銀行も、小銭(硬貨)の取り扱いはできないようですね。
UI銀行
Q. ATMで硬貨の入出金はできますか。
A. ATMでの入出金は硬貨のお取り扱いはございません。
UI銀行も、小銭(硬貨)の取り扱いはできないようですね。
みんなの銀行
Q. ATMで硬貨の入出金はできますか
A. 入出金ともに、硬貨は使用できません。
みんなの銀行も小銭(硬貨)の取り扱いはできないようです。
また、みんなの銀行は、セブン銀行ATM以外で現金の入出金はできません。
ですが、セブン銀行ATMは公共交通機関や商業施設にたくさんあるので、問題はなさそうです。
ネット銀行では小銭は扱えないので1000円札以上から入出金する
基本的に、ネット銀行ではどこのATMも小銭は扱えないことがわかりました。
小銭が扱えたとしても、余計に手数料がかかってしまいお得ではありません。
では、あなたのネット銀行の口座の1,000円未満の残高をどうすれば、引出せるのか?
ネット銀行によるATMの利用は紙幣のみでの取引きとなるので、1,000円未満の残高はそのままでは、引き出しができません。
なので、以下のいずれかの方法をお試しください。
- あなたのネット銀行口座の残高が、1,000円単位になるように、他の銀行から振込む。
- 小銭(硬貨)が引き出しできるATMのある金融期間へ、あなたのネット銀行から振り込みし、その金融機関のATMから引き出す。
しかし、上記の方法だと、どちらも振込み手数料がかかる場合があります。
なので、小銭の取引で数百円を負担するとなれば、イヤですよね。
なので、1,000円以下は端数としておいておくのもいいかも知れませんね。
ネット銀行の振込手数料の無料回数を使う!
それでも、どうにかして、お得に1,000円未満の残高を1,000円単位にして引き出したい!
そんな時には、ネット銀行の振込み手数料の無料回数を使うといいでしょう。
例えば、Aネット銀行の残高が500円だったとします。
500円では、Aネット銀行から500円は引き出せません。
なので、Bネット銀行の振込み手数料の無料回数を使い、Aネット銀行に500円を振り込みます。
そうすれば、Aネット銀行の残高が1,000円になるので、ATMから引き出すことができます。
もちろん、ATMでAネット銀行から出金する際の手数料を計算していなくてはなりません。
ですが、それぞれのネット銀行によって、振り込み手数料や入出金手数料の無料回数があるので、無料で出金できます。
ネット銀行によって、振り込み手数料や入出金手数料の無料回数は違うので、あらかじめ調べておいた方がいいでしょう。
複数のネット銀行口座の持ち、それぞれの振込み、入出金の無料回数を使う
ちなみに、私のおすすめは、住信ネット銀行とみんなの銀行の組み合わせです。
メインは「住信ネット銀行」で、ランク4で振込み手数料と入出金手数料の無料回数が各20回です。
そして、サブのみんなの銀行はプレミアムプラン(※)で、振込手数料が月10回まで、ATM出金手数料が月15回まで無料なんです。
(※月額600円。2022年11月10日までの登録で1年間無料です。)
正直なところ、すべての無料回数は使いませんが、複数のネット銀行をかしこく使うことをおすすめします。
ネット銀行のATM入出金の無料回数をうまく利用する!-まとめ-
各ネット銀行の振込み手数料やATM入出金の無料回数をうまく利用することによって、小銭をうまく活用することができます。
それぞれのネット銀行には、取引状況や預金残高によってランクやクラスといった階級のようなものがあります。
ランクやクラスが上位にいくにしたがって、振込み手数料やATM入出金の無料回数などが増えていきます。
ネット銀行によっては、住信ネット銀行のように、最低ランクでも無料回数が1〜2回あるものがあったり、
みんなの銀行のように、月600円(※)で振込手数料が月10回まで、ATM出金手数料が月15回まで無料になったりと様々です。
(※月額600円。2022年11月10日までの登録で1年間無料です。)
なので、複数のネット銀行の振込手数料とATM出金手数料の無料回数を使うことによって、結果的にお得に小銭を引き出すことができるんです。
ねんのため、もう一度述べますが、ネット銀行は(一部のネット銀行を除く)小銭(硬貨)の取り扱いはありません。
なので、
どうしてもネット銀行の数百円の残高を現金にしたい場合
- あなたのAネット銀行口座の残高が、1,000円単位になるように、他のB銀行から振込む。
- 小銭(硬貨)が引き出しできるATMのあるB金融機関へ、あなたのAネット銀行から振り込みし、そのB金融機関のATMから引き出す。
上記の方法だと手数料が発生する場合があるので、
- あなたのAネット銀行口座の残高が、1,000円単位になるように、あなたのBネット銀行から無料回数を使って振込む。
- そして、Aネット銀行の無料回数を使って出金する。
この方法がいちばんお得でしょう。
もちろん、ネット銀行の口座開設費用も維持費用も無料です。
なので、このような機会に複数のネット銀行の口座を開設してみてはいかがでしょうか。