貯金1000万円超えたらどうなるのか?どうすればいいのか?
ある人はそのまま預金しておく、またある人は更に増やす、などいろんな考え方の人がいます。
この記事では、下記の内容をご紹介します。
- 貯金1000万円の壁を超えたらどうすればいいのか?
- 貯金1000万円は金持ちなのか?
- 貯金1000万円で何年暮らせる?
- 貯金1000万円で安心感はある?あっても不安?
実は、貯金1000万円、意外とスムーズに達成できたって人は多いんです。
貯金1000万円超えたら、どうすればいいのか?
貯金1000万円を達成したけどどうすればいいのか?
ペイオフ制度を理解し対策をする。
ペイオフ制度とは、預金者を保護するの方法のひとつです。
金融機関が破綻した場合に、預金保険機構が、破綻した金融機関の代わりに1000万円までとその利息が全額保護されて払い戻しされることです。
ペイオフ制度のポイント
- 一つの金融機関につき、預金者一人の元本1000万円までと利息が全額保護される。
- 外貨預金などの預金は保護されない
- 預金保険制度に加盟していない金融機関は対象外
ペイオフ制度は、元本1000万円までと利息が全額保護されるということですが、言い換えれば、1000万円以上は保護されないといことです。
ですから、1000万円を越える預金は他の銀行に分散させることでペイオフ対策にはなります。
例えば、現在、A銀行の預金額が1100万円なら、A銀行に1000万年を預金し、残りの100万円をB銀行に預金するといった感じでリスク分散させます
銀行破綻といった、非現実的なことは、いつ起こるか誰にも分かりません。
しかし、実際に2010年9月10日、日本振興銀行の経営破綻に陥った際、日本で初めてペイオフ制度が発動されました。
2010年なので、今からたった10数年前なんですよね。リスク回避の対策をするに越したことはないですよね。
「ま、とりあえず1,000万円までは保証してくれるから良いんじゃない?」って知り合いはいましたが・・・
大口定期預金で銀行に預ける
もし、その1000万円を預金したままそ使うことはなく、そのまま銀行に預けておくのなら「大口定期預金」を利用することを検討しましょう。
大口定期預金とは、1000万円から預入れ可能な大口の定期預金で、通常の定期預金よりも高い利息が付けられます。
また、1,000万円以上のまとまった資金を、有利かつ効率よく運用したい場合に利用する方が多いです。
一般的な大口定期預金のポイント
- 銀行との交渉により金利が決まる。
- 固定金利と変動金利がある。
- 預入金額は1000万円以上1円単位です。
- 預入時の利率が満期日まで適用されます。
- 預け入れ期間が2種類ある。「定型タイプ」が1ヵ月から10年まで、「期日指定タイプ」が1ヵ月から10年未満。
- 1000万円までは、預金保険の対象です。
大口預金するにしても、ペイオフの不安がありますよね。
でも、そんな不安ばかり感じてしたら、増えるものも増えないよ!って考えもあるかと思います。
そこのところは、その人の考え方次第なのでは、ないでしょうか。
投資を始めてみる
大口定期預金の金利は高いといっても、2度見するほど高い金利というわけではありません。
また、せっかく貯めた1000万円をそのまま眠らせておくのは、なんだか勿体ないなんて人は多いと思います。
そこで、資産運用ということで投資を始めてみるのもおすすめです。
投資といって、すぐに思い浮かぶのが「株式投資」ではないでしょうか?
株式投資以外にも、投資信託・国債・社債など様々な投資方法があります。
しかし、上記した株式投資・投資信託・国債・社債などは、税金がかかります。
反対に税金がかからない投資といえば、NISA・つみたてNISA・iDeCoなどです。
投資方法にも短期・長期や国内・海外があり、税金がかかるが利回りがいいなど、どの方法にもメリットとデメリットがありリスクもあるのも事実です。
また、証券会社にも投資方法によっては、向き不向きがあります。
投資のポイント
- あらかじめ投資方法の勉強をしておく
- 投資のメリットとデメリットのを把握する
- 自分にあった投資方法や証券会社を見つける
そこで、1000万円達成するまでは、投資の勉強と経験値を貯めるため、少額から投資を始めることをおすすめします。
そして、1000万円貯まった時点で、無理のない運用方法で本領を発揮してみては如何でしょうか?
また、投資をすることで、老後の資産準備やインフレ対策を行うことができます。
もちろん、投資にもリスクはつきまとうので、リスク分散の勉強をするためにも、あらかじめしっかりと勉強しておくことが大切です。
貯金1000万円あれば何年暮らせるのか?
何年暮らせるのか単純計算すると、今現在の生活費が月10万円なら年間120万円が必要で、月20万円なら年間240万円が必要です。
貯金1,000万円だと、年間120万円前者は約8年4ヶ月、年間240万円なら4年2ヶ月は暮らすことができます。
もちろん、こんな計算は誰でもできますが、具体的に数字で見てみると、老後どころの年数ではありません。
また、個人の生活スタイルや家族構成などで年間の生活費は変わってきます。
夫婦など2人世帯以上となると、上記したような年数は非現実的ですよね。
貯金1000万円できた人は、何年暮らせるのかなんて考えないんです。
そのようなことから、貯金1000万円あれば何年暮らせるのか?を考える人は貯金1000万円ない人です。
貯金1000万円できた人は、これをどう増やそうか?などを考えると思います。
そして、投資など得た利益で何年暮らせるのか?なんて計算したりします。
ですが、投資したとして、1000万円を年利10%で運用できても、年間100万円、5%ならその半分の年間50万円です。
年利10%はベストだと言われていますが、うまくいけばの話なので、年利10%をキープするなんて至難の技です。
実際には、3~5%が現実的ではないでしょうか?
投資状況に右往左往されず安心して暮らすには、年利1~2%で運用するのがいいかもしれません。
そのようなことから、貯金1000万円あれば何年暮らせるのか?を計算しても意味がないでしょう。
それより、この1000万円をいくらまで増やせば、その運用利益で暮らせるのかを計算した方がいいと思います。
やはり、運用利益だけで暮らすには、それなりの資金が必要ですし、それ以上に経験と知識が必要不可欠です。
少し横道にそれましたが、1000万円あれば何年暮らせるかは、計算すればすぐに分かりますよ!
一度、ご自分生活費を確認するためにも、計算してみてはいかがでしょうか?
貯金1000万円で安心感ある人とあっても不安な人
実際に1000万円貯めたら、どんな気持ちなんだろうと思ったりしませんか?
やはり、安心感に溢れるのでしょうか?それとも、1000万円あっても不安でしょうがないのでしょうか?
実際に1000万円を実際に貯めた人からの感想を、紹介してみます。
まずは、貯金1000万円で安心感がある理由から。
老後への安心感ができた。
一度でも貯金1000万円を達成することができたということで、もう1000万円貯められそうって気持ちになります。
もちろん、貯金1000万円を達成した経験と知識ができたということで、それほど苦労なく貯金できそうな感じでしょうか。
1000万円という金額では正直なところ、安心感は得られない人もいるようです。
しかし、貯金1000万円を達成した経験や知識、お金を貯める習慣ができた安心感ができます。
- 老後へ向けてもっと貯めることができる。
- 老後の生活費に余裕ができた。
- 少し使っても、また貯めればいい。
このような気持ちになる人は多いようです。
お金での選択肢が増えることで安心感ができた。
貯金1000万円の安心感は、かつての通過点である10万円、100万円、500万円とは違い、お金の選択肢が増えたこです。
例えば、
- 国内旅行ばかりだったが海外旅行の選択肢が増えた。
- ワンランク上の商品を購入できる選択肢が増えた。
- 転職や独立・起業できるという選択肢が増えた。
- 住宅購入の選択肢が増えた。
貯金1000万円貯めるまでは、金銭面でしたくてもできなかったことを、できるようになったことが大きいんです。
そして、貯金1000万円の達成感から、今までの節約からの解放感から新しいことにチャレンジでしたい欲求もわいきます。
やはり、1000万円を貯めることによって、いろいろな選択肢が増えた、視野が広がったなどの話を聞きます。
お金ではなく、自分の気持ちで選ぶことができることができる安心感がいちばん大きいでしょう。
経済的余裕と精神的余裕からくる安心感ができた。
上記内容を総括するようですが、やはり、今現在の状況や老後のことも含め、貯金100万円より1000万円の方が安心感が違います。
貯金1000万円もあれば、家族が突然、病気にかかり出費が重なったとしても、その後の生活にはほとんど影響はないでしょう。
貯金1000万円の達成感から、以前より心に余裕や気持ち的にも大らかになったなど、心の変化もあるようです。
人の悩みは、健康・人間関係・お金が、ほぼ全体を占めますが、その悩みの一つがなくなることで気持ちよく生活できます。
反対に、1,000万円あっても不安でそれほど安心感が得られなかった理由。
1000万円あっても失業すれば、数年で生活ができなくなるという不安
実際に月の生活費にもよりますが、1000万円あっても数年で生活できなくなることは述べました。
このご時世、勤め先の経営不振からの賃金カットや、経営破綻などによる失業は、いつ発生してもおかしくありません。
また、終身雇用制度もあてになりませんし、いつ病気で退職するかもしれません。
失業保険や傷病手当といった公的な手当てがありますが、それでも、これから先何十年と生活できるわけでもありません。
やはり、1000万円貯めても働き続けなくてはいけないという不安感はなくならない人はいます。
1000万円貯めるまでに不安感が増した。
- 1000万円貯めるまで貯蓄貯蓄ばかりで、人間関係を疎かにしてしまって、いつの間にか身内の中でも孤立してしまった。
- 1000万円貯めるまで気苦労が絶えず、健康面で問題が出てきてしまった。
貯金1000万円を達成することができても、それまでの道のりが原因でストレスが増え、不安感が増しては本末転倒だと言えます。
特に人間関係はお金で簡単に修復できるものではありませんしね。
そのようなことからも、貯金1000万円を達成するまでの過程が、特に大事ではないでしょうか?
貯金1000万円で安心感ある人と、あっても不安な人の違いはその人の性格や人間性がいちばんの要因でしょうか。
そういってしまえば、身も蓋もありませんが、要は気持ちの持ちようで安心感ができたり、不安感が増したりするんですね。
これから1000万円を貯めようとする人は、1000万円が貯まった明るい未来を想いながら、楽しく貯蓄するのがいいでしょう。
そもそも貯金1000万円って、お金持ちなの?
貯金が100万円しかない人にとって、貯金1000万円の人は、金持ちでしょう。
また、貯金が1億円ある人にとって、貯金1000万円の人は、金持ちではないかもしれません。
でも、貯金1000万円という金額を考えた場合、老後2000万円問題などあって、びっくりするほど凄い貯金額ではないというのが認識されつつあります。
しかし、この日本において貯金1000万円以上の人口の割合は、単身世帯で約16%、2人世帯以上で約30%となっているようです。
このようなことから、個人的にはお金持ちの類に入ると思います。
お金持ちの定義なんて人それぞれなんですから、世間がお金持ち扱いしてくれれば「お金持ち」なんだと思いますよ。
貯金1000万円はお金持ちへのスタート地点 -まとめ-
1,000万円という金額は、文句なしに大金です。
しかし、お金に糸目をつけない生活はできない金額です。
それでも、貯金1000万円はお金持ちの部類には入りますし、これからお金持ちになるスタート地点だと考えた方がいいかもしれませんね。
貯金1000万円の壁を越えたら、まず、
- ペイオフに注意し、貯金を分散させる。
- 大口定期預金をする。
- 投資を始めてみる。
実際に1000万円を貯めた人に多い感想は、
- 意外と簡単だった
- スムーズに貯めることができた
- もっと貯められそう
といった、ポジティブな感想が多いんです。もちろん、ネガティブな感想や意見もありますが・・・
そんな人たちも、10万円、100万円、500万円、1000万円の壁がありクリアしてきたので、次の壁も見事にクリアできるはずです。
1000万円貯めることができたら、2000万円も夢ではないですよ!